点滴のご要望も承ります | 埼玉県さいたま市 与野駅【ねこの往診専門クリニック】

猫ちゃんに用いる点滴には静脈に点滴する方法（静脈点滴）と皮下に点滴する方法（皮下点滴）の２つの方法が一般的です。静脈点滴の場合は直接血管に点滴液を入れるために時間を必要とするのと、猫ちゃんの行動を一定範囲にとどめる必要があるため通常は病院ケージ内で実施します。一方、皮下補液は皮下という領域に一度に点滴液を入れる（ためる）ため５～10分程度の時間で処置は終わります。この2つの違いは平たく表現すると重症の状態は静脈点滴、中～軽症または脱水予防では皮下補液というイメージです。往診では皮下補液を選択することがほとんどです。静脈点滴が必要な状態の子は病院での管理のほうが獣医療的に有利ですが、どうしてもご自宅で静脈点滴をというご希望の場合には、当クリニックでは事務所にお家が近く、猫ちゃんが様々な条件を許してくれる場合には可能です。点滴の方法に関わらず点滴処置でお困りの場合はぜひ一度お問い合わせください。

慢性の腎疾患、肝疾患、すい疾患、その他の慢性疾患でも十分にお食事やお水がとれない子の場合は、定期的な点滴により状態の維持を試みることがあります。特に慢性腎臓疾患は多くの年齢を重ねた猫ちゃんの抱える問題です。ご自宅で飼い主様自ら点滴をなさる場合もありますし、病院に週に数回通いながら処置をお願いし体調を維持している場合もあります。点滴においても病院内で行う方が獣医療的には有利ですが、通院に困難がございましたら往診でも対応は可能です。また、必要がありましたら血液検査、尿検査、血圧の測定などの検査結果から状態の把握も考慮いたしますので現状でお困りのことがございましたら、お気兼ねなくご質問ください。

猫ちゃんも年齢を重ねると食べることや飲むことが億劫になりがちです。身体も痩せて、活動性も低下し、脱水の傾向となります。何病という診断は必要ないけど、何かできることはないかとお考えの飼い主様はいらっしゃいます。心臓などの循環器に問題がなさそうならば、状態の維持には点滴も一助になると考えますし、お家の環境でその子にあった給餌方法や生活環境の状態も相談いただけます。年齢のせいかな？でも何か気掛かりだなぁ？という思いがございましたら、ご相談だけでもお伺いしておりますので、お問い合わせください。